メッキはなんとなくわかるけれども、フィルドって？？？と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回はそれらの違いについて書いていこうと思います。

まずはメッキについて説明していきます。

メッキはある金属の周りを別の金属で薄〜く、覆うものとなります。

大体厚みは0.1[μm]以下となります。

ゴールドメッキは、主にBrass（真鍮）の周りを18kのゴールドでメッキしたものになります。

特徴としては比較的簡単に行うことができ、ゴールドを使う量が少ないため、安く仕上げることができますが、薄いため剥がれやすいといったデメリットもあります。

次にゴールドフィルドについて説明していきます。

ゴールドフィルドの製品を作るために、まずは中が空洞となる外殻部分をゴールドを使って制作します。

そしてその後、真鍮などのコアとなる金属を空洞の中に流し込むことで形作られています。

最初にゴールドを使って制作することから、ゴールドを使う量はメッキに比べ、100倍程度多いと言われています。

厚みとしても、メッキの20倍（2μm）程度になります。

特徴としては、剥がれにくく、磨耗しにくく、錆びづらいい製品になりますが、ゴールドをそれなりに使うため、金額は高くなります。

最後にゴールドヴェルメイユについて説明していきます。

ゴールド ヴェルメイユの定義ですが、シルバー925という素材に1.5μm以上のコーティングを施すこととなっています。

コーティングの厚みとしてはほぼゴールドフィルド と同じくらいになります。

シルバー925とゴールドの間にはニッケル層があります。

金を溶かしたものをシルバーの上に"貼る"ようにして制作します。

特徴としては剥がれにくく、重量感があり、ゴールドの質感があり、高級感があります。価格はもちろんフィルドの製品よりも高くなります。

（シルバー925とは純銀だと柔らかすぎるので、銅などを7.5%混ぜ、ある程度の硬さを確保した銀92.5%のシルバー 。一般的にスターリングシルバーといいます。）

以上となります。

皆様のアクセサリー選びの一助になればと思っております。